お知らせ

  第33回管工機材・設備総合展

 

日時:2022年10月6日

場所:愛知県名古屋市 吹上ホール

今回、2年振りの開催となりました、第33回管工機材・設備総合展。自分自身も愛知県名古屋市で生活をしていた経験がありますが、久しぶりに名古屋の土地を訪れる事となりました。福岡・大阪で開催される展示会にも見学した事もありますが、吹上ホールは少し小さい印象がありました。しかし、展示メーカーの数も申し分なく、一つ一つのメーカーが工夫して展示してある印象を持ちました。

先ずは、因幡電工のブースに行き耐火関連と支持金物が展示されており見学させて頂きました。ホーコス(株)のブースでは、日頃より販売している、ステンフードやグリーストラップだけかと思っていましたら、厨房用自動消火装置エフガードという物が展示されておりました。最初から消火器を設置しておいて、ダクト内の温度によって、警報が鳴り、ダクト内温度が180℃になると、自動的に消化薬剤を放出するという物でした。あまり客先からの問い合わせは、今まで無い商材でしたが、ビル火災の話題が最近は増えていると感じるので、これからは問い合わせに答えられそうです。オーエヌ工業(株)では、拡管式継手で有名なナイスジョイントの展示です。耐震に強いのを検証する展示で、各継手を機械で揺らしていましたが、外れない説明をして頂きました。(株)クボタケミックスでは、タフポリの説明、(株)光明製作所ではサドル分水栓の説明を聞きました。その後に行った、(株)日邦バルブのブースでは、下関市から来ましたと話しをしたところ、下関市は一体型のサドル分水栓の先駆けとの事で、様子をみながら別の地域にも広まって行く可能性がある様です。

昼食から戻って来ると、後半戦の開始です。(株)日本イトミックでは、電気温水器の説明を受けました。貯湯式より、瞬間湯沸器の方が、湯切れを起こす心配が無いので、最近のニーズには合っている様です。しかも小型になっているので、置き場所にも困りません。(株)小島製作所は名古屋に本社もあり、担当の方もいらっしゃるかと思いましたが、次の日に来られるとの事で残念な思いもしましたが、集合配管の展示をされており、今後も現場に対応していくとの事でした。工具のレンタルでおなじみの西尾レントオール(株)では、ネットに登録しておくと融着機のレンタルの見積と金額が、すぐに見られるシステムを見学しました。実際に入力もいたしましたが、使用するメーカーと種類とサイズ、日数を入力すると金額が出て来て、日数を変更すると、その増減もあっという間に反映されていました。かなり使いやすいシステムです。そして初めて聞くメーカーでしたが、不断水凍結工法の(株)ソエダのブースでは、広範囲の断水をする事なく緊急工事をする事が可能であり、高架水槽の水を抜く事なく作業をする事が出来ます。また、枝配管を増設する時にも重宝します。バルブが無い箇所での配管取替工事の案件があれば、問い合わせを入れてみます。しかもメーカー施工なので、手離れも良いです。

アサダ(株)では、日頃は空調工具のイメージで冷媒ガス回収機の展示なのかと思っていたら、管内検査カメラの展示が中心でした。しかも簡易型の手持ちで作業が出来る物で、映像も綺麗、定価も高くないと三拍子揃っており、自分の中の認識が変わりました。山本計器製造(株)のブースで、よく入札に入ってくる温度計や連成計はどう見積をすればいいのかを教えて貰いました。細かい仕様が書いていない場合は、0~0.6の範囲で、赤針付の物を選んで下さいとの事でした。それが基本の国土交通省仕様の条件の様です。

(株)オンダ製作所では、レボスの継手を使った水量の違いを見せる、大きな展示がされていました。またコルゲートイージーカポリの展示もスケールの大きい物で、本社の展示会に持って来てくれないかと少し期待しています。しかもポスターの情報だけでしたが、特厚カポリパイプWというエコキュートに対応したパイプが新商品で発売予定の模様です。このような情報も展示会ならではで、参加して良かったです。

次に未来工業(株)のブースではガチタフという樹脂製の振れ止め金具が展示してありました。軽量でコストも抑えられるイメージなので、営業の方の説明を聞きましたが、

現場の施工が少し面倒との声が上がっている様でした。慣れれば大丈夫との事でしたが、デメリットも教えて貰い、有難いです。未来工業(株)のブースは他の展示会でも、アイデアの詰まった商品を多数展示してあるので、毎回楽しみにしています。スッキリフロートという給排水管の化粧カバーや、簡単に後施工出来る遮音カバーなど面白い商品がありました。日本プラスチック工業(株)では薬液の飛散や漏れを防止する塩ビの二重管の展示があり、プラント関連向けとの事でしたが、他の用途にも使える可能性もあったので、頭にインプットする様にしました。愛知時計電機(株)ではメーター検診も遠隔の時代に突入している様です。しかも盤が回転するなど、工夫がみられました。(株)ユニテックは補修材を取り扱うメーカーでアーロンテープが有名かと思います。アーロンテープの実演やピンポイントの穴塞ぎの実演等がありましたが、ここのメーカーも本社の展示会に来られる様なので、その時も楽しみです。そして会場の一番真ん中でブースを広げていた日栄インテック(株)ではこちらも今度新発売になる、らく吊Xとらく吊VP-Xの説明を聞きました。ナットを外さずに施工が出来るので、現場での施工がよりスムーズになりそうでした。それと耐熱100シリーズとの事でディップ式の金具を、耐熱仕様の樹脂で作ってある支持金物も発売されます。

(株)カクダイでは面白水栓ではなく、和をイメージした水栓のブース作りになっていました。コンセプトは一休さんで、営業の方々がコスプレをされており、相変わらず楽しい会社だなと認識しました。最終的にはアロン化成(株)のブースに辿り着き、最近のゲリラ豪雨対策との事で、逆流防止マスの説明と、小口径蓋の圧力開放フタの説明を聞きました。圧力開放フタは塩ビの小口径のフタは二段階で上に上がる仕組みになっており、高さもそこまで上がらず封水の保護が出来る物です。

展示会に参加して毎回思う事ですが、全てのブースを見るのは本当に時間が足りないと思います。設備・空調関連と、プラントに特化したメーカーが沢山来られていました。

最初に書いていますが、吹上ホール自体はそこまで大きくない印象でしたが、今回の管工機材・設備総合展の展示の仕方や関係者の意気込みが、会場を最大限に使った素晴らしい展示会だったと思います。新しい発見もあり吸収出来る物も多かったです。

また展示会に参加できる機会があれば是非参加したいと思います。

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